新品 かぐや様は告らせたい 〜天才たちの恋愛頭脳戦〜 ファイナル 通常版Blu-ray / 平野紫耀、橋本環奈、佐野勇斗、浅川梨奈(BD) TCBD1213

対するかぐやの攻撃はかなりアグレッシブ。四宮財閥の財力をフル活用し、白銀にスマホのメリットを気づかせるため、通行人や呼び込みのモブを四宮家の使用人で固めたり、白銀に誘わせるために懸賞の映画のチケットを偽装したりと、割と攻め攻め。

■藤原書記→かぐや かぐやが「氷のかぐや姫」と呼ばれ、周囲を寄せ付けなかった中学時代からの唯一の親友である藤原は、うざがられようとも常にかぐや大好きな姿勢を貫いている。にも関わらず、かぐやからはことあるごとに呪われているのが、ちょっとかわいそう。

・ハーサカ君：対藤原書記用の男装。美少年の執事という設定。ひょんなことから藤原書記から白銀とのBLの疑いをかけられることに。・スーシー・A・ハーサカ：対白銀用の変装。四宮家で働くバイトのメイドという設定で白銀と出会う。後にかぐやに白銀との合コンに送り込まれたことで、白銀とは友人関係に。

生徒会書記であり、テーブルゲーム部所属。前髪の「極黒リボン」がトレードマーク。 ド天然で行動が予測不能なため、トラブルメーカーとなることが多く、親友なはずのかぐやからしばしば恨みを買っている。一方でかぐやと白銀のプライドの張り合いが続いた際には斜め上の言動で場を破る一面もあり、あなどれない。 一見アホの子だが、ピアノはかつてピアノコンペ全国大会で金賞をとったほどの腕前、さらに5ヵ国語を操るマルチリンガル。恋愛脳で、恋バナのにおいを嗅ぎつけるとどこからともなく出現する。

本作最大の魅力は、ともに自意識過剰すぎるかぐやと白銀が、相手を貶めようとして仕掛ける心理戦。でも、そのお互いのくそデカ矢印、丸見えですから！

御行からのしかけは、どちらかというと受け。かぐやがラブレターをもらえれば、「生徒会長として不純異性交遊は推奨できない」とポジショントークに徹することでプライドを保ったまま引き留めようとしたり、かぐやの策略にはまったふりをして、本音を引き出そうとしたり。かぐやの行動に対しての反応であるため、常に守りに徹しがち。

ギャグ回8割ながら、たまに挟まれるシリアス回にうっかり涙させられてしまうのも本作ならではの持ち味。 かぐやの複雑な家庭環境が明かされる「花火大会編」、鼻もちならない委員長キャラとして登場した伊井野ミコの弱みを、生徒会が団結してフォローする「選挙編」、石上の過去が明かされる「体育祭編」、そして、白銀とかぐやが自分の気持ちに本気で向き合おうとする「学園祭編」……青春のきらきら感、痛みにあてられてしまうこと間違いなしの神エピソードが満載です。

かぐや様が可愛くてやばい テンションの高いギャグ調の少女漫画といった感じなのですが、かぐや様がかわいくて展開に説得力があります。高飛車なようで残念な面もあり、悪女のようで純粋培養乙女のかぐや様が、全力で読者のハートを掴みに来る作品でした。ちょっとビビットで尖った絵柄は、少女漫画と少年漫画の中間の雰囲気で、こちらも変に照れることなく読み進められるのでありがたいです。

アイルランド人のクォーターで、かぐや付き近侍。休み返上で身勝手なかぐやに振り回され、学校の三者面談では高校生の身にして「転職希望」と答えてしまうほど苦労が絶えない。 趣味はお風呂とパソコンを自作すること。特技は変装。かぐやと同じ高校に通いながら隠密行動をとらなければならないため、近侍以外にさまざまな顔を持っている。その一例がこちら。

7巻で生徒会会計監査として加わる１年生で、本作の裏ヒロイン。学年１位の秀才だが、真面目過ぎて融通が利かない性格が災いし、他人から疎まれやすい。かぐやと白銀の言動を間の悪いタイミングで聞いてしまうことが多く、生徒会をヤリサーと誤解している。 当初は石上を異様に嫌っていたが、石上が先輩女子に恋した15巻以降、その行動に露骨に変化が見えはじめる。

・校内擬態 早坂愛：対校内用の変装。“おしゃれで校則を破りがちなギャル”という設定で、校内でのかぐやを見守る。

TVシリーズ第2期制作が決定した本作。1期では「花火大会編」の後のエピソードまでが描かれましたが、その続きが楽しめるとあって、ファンのワクワクは止まりません。ぜひ既刊を履修し、アニメ放送に備えましょう。 本編では、14巻で2人の関係が大きく変化。「好きになった方が負け」と豪語していた2人のその後がどう展開していくかが気になるところです。さらに裏主人公・石上と裏ヒロイン・伊井野の関係も見逃せません。 16巻まですでに読破、続きが待ちきれないという人は、スピンオフ作品『かぐや様は告らせたい 同人版』、『かぐや様を語りたい』をどうぞ！